棟とは、屋根面と屋根面が交わる頂点部分を指します。
棟瓦は、その棟部分に設置される瓦のことです。
棟瓦は主に、平たい短冊状の「のし瓦」と、最上部を覆う半円状の「冠瓦」で構成されています。
のし瓦を積み重ね、その上に冠瓦を設置することで棟を形成し、雨水の浸入を防ぎます。
また、棟の端に設けられる鬼瓦は装飾だけでなく、棟全体の安定にも役立っています。
棟瓦は紫外線や雨風、地震、台風、大雪などの影響を受け、徐々に劣化していきます。
特に強風や地震ではズレや歪みが生じやすくなります。
主な劣化サインは以下の通りです。
・漆喰が剥がれている
・棟瓦がズレたり浮いたりしている
・瓦にひび割れがある
・室内に雨染みが発生している
これらの症状を放置すると、雨漏りや下地の腐食につながる恐れがあります。
棟瓦の主なメンテナンス方法は「漆喰補修」と「棟の取り直し」です。
漆喰補修は、劣化した漆喰を撤去し、新しく塗り直して防水性を回復させる工事です。
棟の取り直しは、棟瓦を一度解体し、下地から組み直す工事です。ズレや劣化が進行している場合に行われます。
また、台風などで被害を受けた場合は、まず応急処置を行い、その後適切な修理を進めることが大切です。屋根に上るのは危険なため、専門業者へ相談しましょう。
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