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FRP防水とは?特徴・メリット・デメリットと施工の流れをわかりやすく解説
ベランダやバルコニーに「ひび割れ」「塗膜の剥がれ」「水たまり」が見られるようになったら、防水工事の検討時期かもしれません。防水工事にはいくつかの工法がありますが、住宅の防水として広く普及しているのが「FRP防水」です。
この記事では、FRP防水の基礎知識からメリット・デメリット、施工の流れ、メンテナンスの目安までわかりやすく解説します。
FRP防水の「FRP」とは、Fiber Reinforced Plastics(繊維強化プラスチック)の略で、液状の不飽和ポリエステル樹脂にガラス繊維(ガラスマット)を組み合わせて防水層を形成する工法です。現在のお風呂の浴槽のほとんどにも使われている素材で、その高い防水性能を建物に応用したものです。戸建て住宅のベランダやバルコニーの床防水として、現在最も普及している主流の工法となっています。
FRP防水が多くの住宅で採用される理由は、その優れた性能にあります。
液状の材料を塗布して硬化させるため、継ぎ目のないシームレスな防水層が形成され、漏水リスクが非常に少ないのが最大の特徴です。また、塗膜は薄く軽量でありながら耐久性は抜群で、木造住宅にも負担をかけずに施工できます。さらに樹脂の硬化速度が速く、条件次第では1日で施工が完了するため、日常生活への影響も最小限に抑えられます。
優れた工法ですが、注意点もあります。
FRPは伸縮性が低いため、歪みが生じやすい箇所への施工には不向きです。木造の広いベランダや傷んだ下地では、ひび割れを起こす可能性があります。また、施工中はポリエステル樹脂の臭気が発生するため、近隣への配慮と換気対策が必要です。
施工は「下地処理→プライマー塗布→ガラスマット・樹脂の積層→硬化・研磨→トップコート塗布」の順で進みます。防水層の耐用年数は施工箇所により異なりますが、おおむね10〜15年が目安です。ただし、表面を保護するトップコートは紫外線で先に劣化するため、5~7年に1度程度の塗り替えが推奨されます。早めのメンテナンスが防水層を長持ちさせるポイントです。
FRP防水は、継ぎ目のない高い防水性・軽量・短い工期という特性から、住宅のベランダやバルコニーに最適な防水工法です。施工できる場所の条件や定期的なメンテナンスの必要性を理解したうえで検討することが大切です。
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