2026.06.08
はじめに スレート屋根は、多くの住宅で採用されている薄型の屋根材です。軽量で見た目もスタイリッシュな一方、定期的なメンテナンスを怠ると劣化が進み、雨漏りや屋根材のひび割れといった深刻なトラブルにつながることがあります。その中でも特に重要なメンテナンスのひとつが「塗装」です。本記事…
軒天とは、外壁から突き出た屋根(軒)の裏側、地上から見上げたとき目に入る天井面のことです。「軒裏」「上げ裏」とも呼ばれます。
軒天には主に3つの役割があります。外壁に雨が直接当たるのを防ぐ「傘」のような機能、屋根裏の通気性を確保して湿気や結露による内部劣化を防ぐ機能、そして屋根裏への延焼を抑える防火機能です。目立たない部位ですが、建物を守る重要な役割を担っています。
軒天は湿気・雨風・紫外線の影響を受けて徐々に傷みます。
代表的な症状は次の3つです。
色褪せ・塗膜の剥がれ:新築から5〜8年ほどで塗膜が劣化し始め、色褪せや表面の剥がれが生じます。軒天材の寿命はおよそ15〜20年とされており、定期的な塗装メンテナンスが欠かせません。
雨染み(シミ):屋根からの雨漏りや雨樋の詰まりが原因で、雨水が軒天に浸み込んでシミとして現れます。腐食が進行しているサインです。
腐食・穴あき:湿気や雨水が長期間にわたって浸入すると、軒天材が腐食して穴が開いたり、一部が欠け落ちたりします。
軒天の劣化を放置すると、内部への雨水の浸入が進み、屋根裏の木材が腐食して建物の強度が低下します。室内の天井にシミやカビが発生するなど、二次被害へと広がるリスクもあります。
また、軒天の剥がれてできた隙間から、スズメ・コウモリ・ネズミなどが侵入し、屋根裏に巣を作ることがあります。糞尿による悪臭やハチの巣形成など、衛生面の深刻なトラブルに発展するケースも少なくありません。早期発見・早期修理が建物を守る上で非常に重要です。
劣化の程度に応じた修理方法を選ぶことが大切です。
再塗装:軒天材が健全で塗膜の劣化にとどまっている場合に有効です。最も規模が小さく、早期メンテナンスに適しています。
増し張り:既存の軒天材の上から新しい材料を重ねて張る方法です。撤去の手間がなく工期を短縮できます。
張り替え:腐食や穴あきが進んでいる場合は、既存材を全て撤去して新しい材料に張り替えます。下地の状態も確認・補修でき、最も根本的な修理方法です。
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