2026.06.08
はじめに スレート屋根は日本の住宅で広く普及している屋根材ですが、築年数が経つにつれて表面の劣化やひび割れが目立ち始めます。そんな時に選択肢のひとつとして注目されているのが「カバー工事(重ね葺き)」です。既存の屋根材をそのままにして上から新しい屋根材を重ねるこの工法は、工期の短縮…
屋根の調査を行ったところ、お客様から伺っていた通り、表面の剥がれが確認されました。N様邸で使用されていたのは、ニチハ株式会社の「パミール」と思われる屋根材です。
同製品は1996年から2008年頃まで製造・販売されていたものですが、経年劣化により層がめくれるように剥離する“ミルフィーユ状”の症状が発生することで知られています。現在はすでに製造・販売ともに終了している屋根材です。
屋根カバー工法とは、既存の屋根を撤去せず、その上から防水シート(ルーフィング)と新しい屋根材を施工するリフォーム方法です。
「重ね葺き」とも呼ばれ、古い屋根をすべて撤去する屋根葺き替え工事に比べて、費用や工期を抑えられる点が大きな特徴です。
見た目が新築と同じようにきれいになるのはもちろん、屋根カバー工法では防水紙が新しくなるため、防水効果も新築と同じように戻すことができます。
また、「工事中に長期間の騒音が続いて近所に迷惑をかけないか不安」といったように、初めて屋根リフォームを行う際は周囲への影響を気にされる方も少なくありません。その点、屋根カバー工法は工期が比較的短く、騒音も抑えられるため、ご近所への負担を軽減しやすく、初めてのリフォームでも検討しやすい工法といえます。
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