2026.09.11
相模原市緑区大島のお客様から、サンルームの天井付近から雨の日に水が入ってくることがあるので見てほしい、とご相談をいただきました。お話をうかがうと、以前から気にはなっていたものの、強い雨のたびに症状が出るようになり不安が大きくなったとのことでした。私たちが現地に伺ってまず感じたのは…

伊勢原市鈴川在住のお客様より、「室内で雨漏りが起きている」とのご相談をいただいたことが、工事のきっかけです。
築40年のお住まいで、天井や窓下のクロスには雨染みが出ており、外壁にもひび割れが見られる状態でした。
お客様は屋根全体を大きく直すのではなく、まずは水の入り口を突き止めて必要な箇所から改善したいとお考えで、ご依頼くださいました。





建物上部のパラペットを見ていくと、風の影響で笠木板金が浮いていました。
表面の板金が浮くと、内部へ雨水が直接入り込みやすくなります。
特に笠木は建物の最上部にあるため、雨と風を強く受ける場所です。
ここが傷むと、壁の内側や天井側へ水が回りやすく、室内の雨染みにつながる恐れがあります。
笠木の浮きや捲れは雨漏りの入口になりやすい症状であり、表面だけでなく内部の状態まで見極める必要がありました。
別の角度から見ると、笠木全体に経年劣化が進み、継ぎ目や角の納まりにも不安がある状態でした。
金属部分は一見すると大きな穴がなくても、固定部のゆるみやわずかなすき間から水が差し込むことがあります。
さらに、パラペット内部へ入った雨水はすぐに室内へ出るとは限らず、壁の中を伝って思わぬ場所に染みを作ることも少なくありません。
天井や窓まわりに出ていた雨染みを踏まえると、上部から浸入した水が内部を移動していた可能性が高く、原因箇所を絞り込むうえで重要な状態でした。
角の立ち上がり部分では、笠木板金が持ち上がっており、内部の下地を守る機能が大きく損なわれていました。
こうした取り合い部分は、もともと雨水が集まりやすく風も受けやすいため、不具合が出ると被害が広がりやすい箇所です。
木製下地が露出すると、濡れるたびに腐食や変形が進み、板金を留める力も弱くなってさらに浮きやすくなる悪循環に入ってしまいます。
下地の劣化まで進むと板金交換だけでは不十分になるため、笠木を外して中の状態までしっかり手当てする方針をご提案しました。
工事ではまず足場を組み、安全を確保したうえで既存の笠木板金を取り外していきます。
外からは見えにくかった内部の木下地は、やはり傷みが出ており、雨水の影響を受けていました。
表面材だけを新しくしても、支える下地が弱ければ再び浮きやすくなってしまいます。
そのため街の屋根やさんでは、撤去後に下地の状態を丁寧に見ながら、必要な部分を新しい木材で補強する方法を採用しました。
見えている板金だけでなく内部まで整えることが、長持ちする修繕につながります。
下地補修を終えたあとは、その上からアスファルトルーフィングを敷設しました。
笠木は最終的に板金で覆われますが、万が一継ぎ目などから水が入った際にも、防水紙が防水層として働くことで内部への浸水リスクを抑えられます。
こうした見えなくなる部分の施工こそ、雨漏り対策では大切です。
外からは同じように見える仕上がりでも、下地と防水層を整えているかどうかで耐久性には大きな差が出ます。
防水紙の上からは、新しいガルバリウム鋼板製の笠木板金を取り付けていきました。
ガルバリウム鋼板は耐久性と防食性に優れ、笠木のように雨風へさらされる部位にも適した材料です。
取り付けの際は、寸法を合わせるだけでなく、水が入り込みやすい継ぎ目や端部の納まりにも気を配りながら施工を進めました。
既存形状に合わせつつ、今後の風の影響も考慮し、しっかり固定しています。
材料選びと納まりの精度がそろってこそ、雨漏りに強い笠木へ仕上がっていきます。
仕上げでは、笠木板金の継ぎ目へシーリング処理を行い、雨水が内部へ入りにくい状態に整えました。
角の取り合い部分は特に動きが出やすいため、充填不足や打ちムラがないように注意しながら施工しています。
さらに、雨水の通り道となっていた外壁のクラックもあわせて補修し、侵入経路を一つずつ塞いでいきました。
室内のシミだけに目を向けるのではなく、笠木と外壁の両方を直してはじめて根本改善につながるという判断で進めた工事です。
部分的な修繕でも、要点を押さえれば十分に効果が期待できます。
今回の室内天井や窓下クロスに出ていた雨染みは、単なる内装の傷みではなく、パラペット笠木の捲れ上がりと外壁クラックが重なって起きていた雨漏りが原因です。
そこで街の屋根やさんでは、笠木板金の交換だけで済ませず、傷んだ木下地の補強、防水紙の敷設、継ぎ目のシーリング処理まで行い、再発しにくい状態へ整えました。
見える症状だけを直しても、雨水の入口が残っていれば被害は繰り返されます。
だからこそ、私たちは目視調査や周辺部位とのつながりを確認しながら雨水の侵入経路を特定し、住まいに合った方法をご提案しています。
無料点検も承っておりますので、天井のシミや外壁のひび、笠木の浮きが気になる際はお気軽にご相談ください。
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