2026.05.26
はじめに スレート屋根や金属屋根の住宅で注意したい不具合の一つが「棟板金の浮き」です。棟板金は屋根の頂上部分を保護する重要な部材ですが、経年劣化や強風の影響によって浮きが発生することがあります。一見すると小さな異常に見えるかもしれませんが、放置すると雨漏りや板金の飛散につながる恐…

神奈川県伊勢原市高森にお住まいのお客様より、長期間ブルーシートで養生されたままになっている屋根についてご相談をいただきました。
きっかけは房総半島で発生した台風による強風被害で、一階部分の下屋に設置されていた棟板金が飛散してしまったことでした。
被災直後は応急処置としてブルーシートによる雨養生が行われていましたが、その後施工業者と連絡が取れなくなり、数か月間にわたって本格的な修理ができない状態が続いていました。
雨季を迎える前にしっかりと修繕したいとのご希望からご相談いただき、現地調査を実施しました。
新しい棟板金の設置に加え、外壁との接合部の防水処理も行い、建物全体の防水性能を向上させました。
工事完了後は、長く抱えていた不安から解放され、安心して過ごせる住まいへと生まれ変わりました。





今回ご相談いただいたのは、築38年を迎えた住宅でした。
房総半島を襲った台風による猛烈な強風によって、一階屋根の棟板金が飛散してしまい、雨水の侵入が懸念される状態となっていました。
被害発生後は迅速に応急処置が行われ、屋根全体をブルーシートで丁寧に養生していたため、大きな雨漏り被害には至りませんでした。
しかし、その後工事を担当していた業者と連絡が取れなくなり、補修工事が進まないまま数か月が経過してしまいます。
冬を越え、春を迎えても修理の目途が立たず、「このまま梅雨や台風シーズンを迎えてしまって大丈夫だろうか」と大きな不安を抱えておられました。
そこで本格的な修繕を決意され、私たちへご相談くださいました。
まずは屋根の状態を詳しく点検しました。
現地を確認すると、ブルーシートは非常に丁寧に施工されており、外壁との取り合い部分までしっかりと覆われていました。
長期間経過していたにもかかわらず、防水対策として十分な効果を維持していたことが分かりました。
一方で、屋根材には現在では流通していない製品が使用されており、さらに外壁と下屋が接する部分には経年劣化が見られました。
棟板金の交換だけでなく、防水性能を高めるための補修も必要な状況だったため、あわせて施工を行うこととなりました。
工事は既存部材の清掃と下地調整から開始しました。
棟板金を固定するためには、その土台となる貫板の設置が欠かせません。
今回は当初予定していた樹脂製貫板の入手が難しかったため、木製の貫板を採用しました。
貫板の設置後は、新しい棟板金の取り付け作業を行いました。
使用したのは耐久性と耐食性に優れたガルバリウム鋼板製の棟板金です。
屋根の頂部を保護する重要な役割を担うため、耐候性の高い材料を選定しています。
屋根全体の形状に合わせながら慎重に設置し、見た目にも美しく仕上げていきました。
棟板金の固定にはステンレス製のビスを使用しました。
一般的に釘が使われるケースもありますが、ビスはねじ込んで固定するため抜けにくく、高い固定力を発揮します。
さらにステンレス素材はサビに強いため、長期間にわたり安定した性能を維持できます。
将来的な強風や台風への備えとしても有効な施工方法です。
最後に、点検時に劣化が確認された外壁と下屋の接合部へシーリング処理を施しました。
この部分は「取り合い」と呼ばれ、雨漏りが発生しやすい箇所のひとつです。
今回の工事は1日で完了し、長期間続いていた応急養生の状態を解消することができました。
新しい棟板金の設置と防水処理によって、これから迎える梅雨や台風シーズンにも安心してお過ごしいただける状態となりました。
お客様にも大変喜んでいただき、私たちも安心いたしました。
屋根の不具合は放置すると雨漏りや下地の腐食につながり、修理範囲が広がる可能性があります。
棟板金の浮きや飛散、長期間の養生状態などでお困りの際は、早めの点検がおすすめです。
「街の屋根やさん」では、屋根に関するご相談や点検、お見積りを無料で承っております。
お住まいのことで気になることがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
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