2026.06.08
はじめに スレート屋根は、多くの住宅で採用されている薄型の屋根材です。軽量で見た目もスタイリッシュな一方、定期的なメンテナンスを怠ると劣化が進み、雨漏りや屋根材のひび割れといった深刻なトラブルにつながることがあります。その中でも特に重要なメンテナンスのひとつが「塗装」です。本記事…

外壁に雨だれによる汚れが広範囲に見られ、跡として残っている状態をオーナー様が懸念されておりました。
これは、築20年を迎え、全体的にメンテナンスの必要性が高まっている時期(サイン)でもあります。
詳しく調査すると、外壁の劣化に加え、シーリング部分にも傷みが確認された為、今回は建物全体の補修・メンテナンスを実施する運びとなりました。





オーナー様(お客様)が、特に気にされていた雨だれがこちらです。
この汚れた箇所には、一部錆の混在も見受けられます。
発生箇所を点検したところ、外壁と通路の隙間から雨水が流れ出ていることが原因でした。
写真は、ちょうど上部の通路と建物の取り合い部分にあたります。
特に扉下部には汚れが集中して付着しており、床面にも苔(コケ)の繁殖が確認されました。
通路側は北向きのため、外壁・床ともに湿気がこもりやすく、汚れや苔が発生しやすい環境です。
築20年が経過し、未整備の状態が続くとこのような状況となります。
サイディングの表面を確認すると、触れた際に黄色い粉が付着する状態でした。
これはチョーキング現象と呼ばれ、塗膜の劣化が進行しているサインです。
また、防水性も低下しており、このままでは外壁材にひび割れや欠損が生じるリスクが高まっている状況です。
塗装工事では、まずは建物全体に高圧洗浄を実施します。
屋根に付着していた汚れを綺麗に除去し、経年劣化した表層も同時に洗い流していきました。
今回はサーモアイSiを使用するため、下塗りには専用のサーモアイシーラーを採用し、塗り残しが無いよう均一に施工していきます。
サーモアイシーラーの乾燥を確認後、上塗り材であるサーモアイSiの施工に進みました。
仕上げは2回塗りの工程となるため、この段階は中塗り作業にあたります。
均一な塗膜を形成するよう、丁寧に塗り重ねていきます。
仕上げとして2回目の上塗りを行い、塗装工程は完了となりました。
写真は、上塗り後の屋根の状態です。
今回はクールミラノグリーンを採用しており、発色の良い鮮やかな緑が印象的で、全体的に美しい仕上がりとなりました。
屋根塗装後、雨漏り予防のために「縁切り作業」を行いました。
塗装により屋根材同士の隙間が塞がれてしまう為、カッターで切り込みを入れて「通気・排水」のための隙間を確保しています。
この処理を行わないと、雨水が内部に入り込んだ際に排出されず、不具合の原因となるため、重要な工程です。
外壁のシーリング(コーキング)補修後、下塗り作業に移ります。
今回は、下塗りにパーフェクトサーフを採用しました。
微弾性を備えており、外壁の動きに追従しやすい特長があり、ひび割れの抑制にも効果が期待できます。
下塗りの乾燥後、中塗り工程へ進んでいきます。
仕上げ塗料(中塗り上塗り)には、ファインシリコンフレッシュを使用し、下地の白色が透けないよう状態を確認しながら塗布しました。
その後、仕上げとして2回目の上塗りを行います。
本塗料は超低汚染性に優れており、雨だれの付着を抑える効果が期待できるため、オーナー様のお悩み改善にもつながります。
屋根と外壁の塗装工事が無事に完工です。
当初は2階通路床の防水調査のご依頼で、これまで複数の業者と比較された中で「説明が最も分かりやすかった」とのお言葉を頂いております。
その後、ご相談を重ねる中で、屋根および外壁の工事もお任せいただく運びとなりました。
今後、他の建物でお困りの際にもお声がけいただけますと幸いです。
この度は誠にありがとうございました。
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