2026.07.17
相模原市中央区南橋本のお客様から、屋根の状態が気になっているので一度見てほしいとのご相談をいただき、私たちで現地調査に伺いました。これまで雨漏りを起こしたこともあり、築年数が進む中で塗装後の屋根に不安を感じておられたそうです。実際に屋根へ上がってみると、全体としてスレート自体の形…

相模原市緑区与瀬にて、台風被害で棟板金が一部飛散した屋根に対し、街の屋根やさんが屋根カバー工事を行いました。
お客様より「棟板金が庭に落ちてしまった」とのご相談をいただいたことが工事のきっかけです。
落下した棟板金は放置すると雨水の浸入リスクが高まり、下地の傷みも進みやすくなります。
今回は、被害箇所の修繕にとどめず屋根全体をメンテナンスする方針とし、棟板金下地には腐食に強い樹脂製貫板を採用して台風対策も強化しました。





屋根の棟板金が一部飛散しており、下地(貫板)が露出していました。
棟部分は風の影響を受けやすく、板金の固定が弱まると浮きや剥がれにつながります。
台風時には特に負荷がかかりやすい部位です。
あわせて、周辺の屋根面には経年による色あせも確認され、全体的にメンテナンスの検討時期に入っている状態でした。
棟板金が外れた箇所では、貫板が長く露出しており、部分的に変色や腐食が確認されました。
棟板金は貫板へ釘やビスで固定されているため、貫板の劣化が進行すると保持力が低下し、釘抜けや浮きにつながります。
築年数が約30年という条件も踏まえると、棟部分のみの補修では周辺の固定力が追随できない可能性があり、全体改修を検討するうえで判断材料となる状況でした。
屋根面全体には、劣化や汚れの広がりが見られました。
表面の劣化が進行すると割れや欠けが発生しやすくなり、結果として雨仕舞へ影響が及ぶ場合があります。
今回のように棟板金が飛散したタイミングでは、屋根全体の防水層を更新する判断につながりやすく、カバー工法が最適な対応といえます。
屋根カバー工法では、既存屋根の上に防水層を新設する工程が重要です。
今回は改質アスファルトルーフィングの粘着式タイプを使用し、屋根面に密着させることで釘穴の発生を抑え、安定した防水層を形成しました。
職人の動線を確保したうえで、シワや浮きが生じないよう押さえながら施工を進めています。
仕上がりに直結する工程であり、屋根性能を左右する重要な作業となります。
防水紙の上から、アイジー工業のスーパーガルテクトを下から順に葺き上げました。
金属屋根は軽量でカバー工法との相性が良く、断熱材一体型のため室内環境への配慮もした屋根材です。
固定金具を一定間隔で配置し、風圧がかかりやすい屋根上部でも荷重が偏らないよう計画的に留め付けを行いました。
金具の配置精度は耐風性能にも関係するため、施工精度が重要となる工程です。
棟部の下地には樹脂製貫板を採用し、ビスで確実に固定しました。
従来の木製貫板は経年により痩せや腐食が生じ、固定力低下につながる場合がありますが、樹脂製は水分の影響を受けにくい点が特長です。
台風被害の相談が増える傾向の中、棟の下地選定は再発リスク低減に関わる重要な要素となります。
今回の施工では、強風時の負荷にも配慮した仕様としています。
樹脂製貫板の上に棟板金を被せ、ビスで均等に固定しました。
棟部は屋根の頂点にあたり、わずかな歪みでもラインの乱れとして目立つため、板金同士の取り合いを揃えながら納めることが重要です。
屋根材の色はSシェイドモスグリーンを採用し、屋根面と棟の統一感が確保されたことで、全体として落ち着いた印象の仕上がりとなりました。
見た目の統一性に加え、固定状態の安定性も確保された納まりです。
最終工程として、板金同士のつなぎ目にコーキングを施し、防水の仕上げを行いました。
継ぎ目は雨水が集まりやすいポイントになりやすいため、隙間を作らず連続した防水ラインを形成することが大切です。
施工後は納まりの状態を確認し、棟の継ぎ目が整っていることを目視で確かめながら工事完了となりました。
今回、棟板金の飛散という台風被害をきっかけに、火災保険を活用しながら屋根カバー工事を実施しました。
スーパーガルテクトによるカバー工法で屋根面を更新し、棟の下地には樹脂製貫板を採用することで、強風時の固定性に配慮した構成としています。
屋根材色はSシェイドモスグリーンで、屋根面と棟の統一感が確保され、全体として落ち着いた印象となりました。
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