2026.10.09
「屋根の板金が浮いています」と指摘されると、すぐに修理しなければならないのか、不安になる方も多いのではないでしょうか。 棟板金は、屋根の頂上部分に取り付けられている金属部材です。屋根材同士が合わさる部分を覆い、雨水の侵入を防ぐ役割があります。 今回は、棟板金が浮く原因や修理方法、…

今回、座間市四ツ谷にてお客様より、「強風のあとに棟板金が飛んでしまったので、なるべく早く直したい」とのご相談をいただいたことが、工事のきっかけです。
建物は築40年ほどで、お客様は普段、別の場所にお住まいとのご事情があり、すぐに状態を見に行けないことにも不安を感じていらっしゃいました。
そこで弊社が現地へ伺い、被害状況が分かる写真などの資料とお見積りを用意し、保険申請のサポートも含めて対応することになりました。





屋根の頂部に取り付けられている棟板金が大きく飛ばされ、下地の貫板が長く露出している状態でした。
棟板金は屋根面の頂部を覆い、雨水の浸入を防ぐ重要な部分なので、ここが開いたままになると雨水が入り込みやすくなります。
さらに、風を伴う雨では、わずかな隙間からでも雨水が浸入し、下地材や室内側へ影響が広がるおそれがあります。
棟板金の飛散は防水性の低下だけでなく二次被害にもつながる不具合のため、早めの処置が必要な状況でした。
露出した下地を近くで見ると、貫板は黒ずみや割れが進み、表面だけでなく内部まで傷んでいました。
木材がここまで腐食すると、板金を留めていた釘やビスの保持力が低下し、固定されている箇所でも少しずつ浮きや緩みが生じます。
今回、棟板金だけを復旧しても、下地が傷んだままでは再発する可能性が高いため、部分補修ではなく棟全体の交換が適切と判断しました。
幸い、風害による自然災害として認められ、火災保険を適用した修理の段取りを進めることができました。
棟板金交換工事は、残っていた棟板金と劣化した貫板を取り外すところから始めました。
撤去後は棟の納まりがはっきり見えるため、屋根材の端部や既存のコーキングの状態も細かく見ながら作業を進めています。
古い貫板は全体的に弱っており、留め具が効きにくい状態でしたので、表面上は問題がなさそうに見える箇所も含め、棟を一式で更新しました。
一部だけ残す補修では、別の弱った箇所から再び不具合が起こるおそれがあるためです。
目に見える飛散部分だけで終わらせず、長く安心できるよう下地から整えました。
撤去後は、新しい貫板を棟のラインに沿って取り付けていきました。
棟はまっすぐな部分だけでなく、屋根の交差部や取り合いもあるため、部材の納まりがずれるとその後に取り付ける棟板金にも無理が出てしまいます。
そこで長さや角度を調整しながら、棟のラインに沿って確実に固定しました。
棟板金はこの貫板に固定するため、下地がしっかりしていなければ、仕上げ材だけを新しくしても十分な耐久性は確保できません。
下地づくりこそ耐久性を左右する大切な工程です。
普段見えなくなる部分ですが、将来の風対策を考えても、確実な固定を意識して施工しました。
下地の設置が終わったら、新しい棟板金を取り付けました。
使用したのは耐久性に優れたガルバリウム鋼板で、軽量でありながら錆びにくく、棟のように風雨の影響を受けやすい部位にも適した材料です。
取り付けの際は、雨が当たりやすい天面を避け、板金の側面から留める納め方を採用しました。
こうすることで余計な貫通部を減らし、雨水の入り口をつくりにくい納まりになります。
また、固定には釘ではなくビスを採用しました。
ビスは釘に比べて抜けにくく、締結力も確保しやすいため、風の影響を受けやすい棟の固定に適しています。
最後に、板金どうしの継ぎ目や交差部の納まりを整え、必要な箇所にコーキングを施して仕上げました。
棟の分岐部は形が複雑で、わずかな隙間が残るだけでも雨水が浸入しやすくなるため、見た目だけでなく防水性を意識した処理が欠かせません。
納まりを揃えたうえでコーキングを充填し、風雨にさらされる接合部を保護しています。
こうして棟全体の交換と防水処理が完了し、屋根の頂部が守られる状態に整いました。
普段住んでいない建物では不具合の発見が遅れやすいものですが、飛散しにくく、雨水が入りにくい状態へ整えることが大切です。
台風シーズン前の備えとしても安心感のある仕上がりになりました。
今回の座間市四ツ谷で行った棟板金交換工事では、強風で飛ばされた棟板金だけでなく、その内側にある貫板の腐食も進んでいることが分かりました。
こうしたケースでは、外れた板金だけを付け直しても根本的な解決にならず、しばらくして別の箇所が浮いたり飛んだりすることがあります。
そこで弊社では、棟全体の状態を踏まえて下地から交換し、ガルバリウム鋼板の新しい棟板金をビスで固定し、継ぎ目の防水処理まで丁寧に行いました。
街の屋根やさんでは、遠方にお住まいで立ち会いが難しい場合でも、電話や工事後の記録を通じて分かりやすくご案内いたします。
棟板金の浮き、飛散、雨漏りが心配なときは、まずは無料調査をご利用ください。
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