2026.10.23
相模原市南区にお住まいのお客様から、「屋根の塗り替えを考えているけれど、屋根材の状態が気になる」とご相談をいただき、私たち街の屋根やさんで現地調査に伺いました。お住まいを見上げた第一印象は、全体として塗膜の色は残っているものの、細かな不具合がすでに表面化しており、見た目以上に慎重…

座間市東原在住のお客様より、「台風で屋根の一部が割れてしまい不安」とのご相談をいただいたことが、工事のきっかけです。
屋根以外に目立った被害はなかったものの、築36年が経過していることもあり、これを機に風に強い屋根へ見直したいとのご希望でした。
インターネットで屋根材を調べるうちに種類が多く迷われ、街の屋根やさんへご相談いただき、現地調査のうえで金属屋根材スーパーガルテクトによる葺き替えをご提案しました。





屋根に上がると、台風の強風で傷んだ箇所には防水材をあて、テープで押さえる応急処置が施されていました。
ひとまず雨水の侵入を抑えるための処置ではありますが、長期的に考えると不安定な施工です。
また、テープ類は紫外線や風雨の影響で徐々に傷み、端部が浮けばそこから水が入り込むおそれがあります。
特に屋根面の広い範囲に補修跡が見られたため、局所的な傷みではなく、屋根全体の耐久性が低下している状態でした。
既存屋根材は厚型スレートでしたが、調べたところすでに生産終了となっている製品でした。
破損した部分だけを新しい同型材に差し替える方法が取れないため、見た目だけでなく納まりや固定方法までそろえた補修が難しい状況です。
さらに、屋根面には過去の補修跡が複数あり、台風時の負荷が集中しやすい箇所ほど不安定さが目立ちました。
築年数も36年を迎えており、今後ほかの部分が続けて傷む可能性も高いため、部分補修を繰り返すよりも、屋根全体を改修したほうが結果的に安心とお客様へお伝えしました。
屋根材の表面には色あせや塗膜の傷みが進み、触れると白い粉が付くチョーキング現象も出ていました。
さらに、取り合い部には補修材があてられていましたが、隙間まわりは雨水が集中しやすく、経年劣化が進むと漏水の入口になりやすい部分です。
厚型スレート自体の防水性能が落ちると、ひびや欠けがなくても雨水を呼び込みやすくなります。
塗装だけでは解消できない下地面の不安もあったため、表面保護ではなく撤去をともなう屋根葺き替え工事が適した状況でした。
工事では、まず既存の厚型スレートをすべて取り外し、屋根面を清掃して下地を確認できる状態に整えました。
古い屋根材を残したまま重ねる工法ではなく、撤去して下地から整えることで、傷みの程度を見極められます。
長年の使用で細かな粉じんやごみも出ていたため、次の工程に影響が出ないよう処理しました。
屋根材を外した段階で下地の状態を見極めながら作業を進めることは、雨漏りしにくい屋根をつくるうえでとても大切です。
既存屋根材を撤去したあとは、屋根全体にベニヤを張って下地を補強しました。
築36年の屋根は、表面材だけでなくその下の土台にも疲れが出やすいため、新しい屋根材の性能を十分に引き出すには下地の安定が欠かせません。
ベニヤを増し張りすることで、固定力が高まり、強風時にも屋根材や板金がばたつきにくくなります。
加えて、面が整うことで防水紙や屋根材もきれいに納まり、仕上がりと耐久性の両方に良い影響があります。
見た目には分かりにくい工程ですが、長持ちさせるための重要な土台づくりです。
下地補強が終わったら、できるだけ早く防水紙を敷設しました。
屋根工事では、解体したあとの屋根を長時間むき出しにしないことが大切です。
そこで、作業当日のうちにルーフィングまで進め、急な天候変化にも対応しやすい状態へ整えました。
防水紙は屋根材の下で雨水の侵入を防ぐ二次防水の役割を持つため、屋根の安心感を支える非常に重要な材料です。
重ね幅や取り合い部の納まりにも気を配り、雨漏り対策の要となる防水層を確実に形成しました。
防水紙の上には、アイジー工業のスーパーガルテクトを施工しました。
スーパーガルテクトは軽量で建物への負担が少なく、断熱材一体型のため快適性にも配慮された屋根材です。
さらに金属屋根材の中でも耐久性と防風性に優れており、台風対策を重視されるお客様にぴったりの製品になります。
施工では軒先から順に本体を納め、重なりや固定位置を整えながら屋根面全体を仕上げていきました。
軽い屋根は揺れにも有利で、今後の強風や災害への備えとして非常に相性の良い選択です。
見た目もすっきりと引き締まり、屋根全体が新しく生まれ変わっていきました。
屋根の頂部にあたる棟部分では、新しい貫板を設置してから棟板金を納める準備を行いました。
棟は風の影響を特に受けやすい箇所のため、下地の精度と固定方法がとても重要です。
古い貫板をそのまま使うのではなく、新しい部材へ入れ替えることで、棟板金を安定して支えられる状態になります。
接合部や端部の処理にも気を配り、風の吹き込みや浮きを抑えられるよう細かく施工しました。
台風対策では棟まわりの強化が大切なので、仕上げの見栄えだけでなく、将来の安心につながるよう堅実に納めています。
今回の座間市東原の工事では、台風で破損した厚型スレート屋根をきっかけに、将来の強風被害を見据えた屋根葺き替え工事を行っています。
既存屋根材は廃盤品で部分交換が難しく、さらに塗膜劣化や下地面の不安もあったため、屋根全体を見直す判断が非常に理にかなっていました。
撤去後は下地補強と防水紙の施工を行い、仕上げには防風性・軽量性に優れたスーパーガルテクトを採用したことで、これから先の安心感が大きく向上しました。
街の屋根やさんでは、屋根材の種類が多くて選べないというご相談にも、建物の状態やご希望に合わせて分かりやすくご案内しています。
無料調査では、表面だけでなく下地や補修の可否までしっかり見極め、無理のない工事方法をご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。
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