2026.05.26
はじめに スレート屋根や金属屋根の住宅で注意したい不具合の一つが「棟板金の浮き」です。棟板金は屋根の頂上部分を保護する重要な部材ですが、経年劣化や強風の影響によって浮きが発生することがあります。一見すると小さな異常に見えるかもしれませんが、放置すると雨漏りや板金の飛散につながる恐…

関東地方を襲った激しい台風が過ぎ去った後、八王子市にお住まいのお客様から「屋根の一部が飛んでいってしまった」という切実なご相談をいただきました。
現場へ急行して調査を行ったところ、寄棟形状のスレート屋根において、四隅に位置する「隅棟(すみむね)」と呼ばれる部分の板金が、強風によって完全に行方不明となっていました。
お住まいは築14年が経過していたこともあり、長年の風雨や振動によって屋根材を固定する力が弱まっていたことが推測されます。
このままでは二次被害を招くのは時間の問題という状況でしたので、棟板金交換工事を行うことになりました!





台風が通過した翌日、「屋根の一部が飛ばされてしまったようで不安です」と八王子市のお客様からお電話をいただき、すぐに現地へお伺いしました。
お客様のお話では、強風が吹き荒れた夜に大きな物音が聞こえ、翌朝確認すると屋根の一部が無くなっていたとのことでした。
飛散した棟板金の内部を確認すると、下地として使用されていた貫板には大きな腐食は見られませんでした。
つまり、今回の被害は下地の劣化というよりも、固定していた釘の緩みが主な原因でした。
棟板金は屋根の最も高い位置に設置されているため、常に強風や振動の影響を受け続けています。
また、昼夜の温度差によって板金が膨張と収縮を繰り返すことで、固定している釘が少しずつ浮いてしまうことがあります。
この小さな隙間に台風の強風が入り込むことで、一気に板金がめくれ上がり、そのまま飛散してしまうケースは決して珍しくありません。
今回の屋根は勾配が急で、高所での作業となるため、安全対策として足場を設置しました。
特に台風シーズン中は、次の悪天候がいつ発生するかわかりません。
そのため、職人の安全を確保しながら、迅速かつ確実に施工を進める必要がありました。
まずは飛散せずに残っていた既存の棟板金を取り外していきます。
劣化した釘を抜き、古い板金を慎重に撤去した後、その内部に設置されていた既存の貫板もすべて取り外しました。
続いて、新しい貫板を設置していきます。
本来であれば耐久性に優れた樹脂製貫板を使用したかったのですが、当時は台風被害が全国的に相次いでおり、資材が品薄状態となっていました。
しかし、お客様を長期間お待たせしてしまうと、その間に雨漏りなどの二次被害が発生する可能性もあります。
そのため今回は、高品質な木製貫板を使用し、迅速な復旧を優先して施工を進めました。
新しい下地の上から、ガルバリウム鋼板製の棟板金を取り付けていきます。
今回の工事で特にこだわったのが、固定方法です。
従来の釘固定ではなく、ステンレス製のビスを使用して固定を行いました。
ビスは螺旋状の溝があるため、引き抜きに対して非常に強く、強風時でも緩みにくいという特徴があります。
特に台風の多い地域では、この固定方法の違いが将来的な耐久性に大きく影響します。
さらに、ステンレス製を使用することで錆にも強くなり、長期間にわたり固定力を維持できるようになります。
最後に、板金同士の継ぎ目や接合部分へシーリング処理を施しました。
防水材をしっかり充填することで、雨水の侵入を防ぎ、屋根内部を長期間保護できるようになります。
屋根は普段なかなか目にする機会が少ない場所ですが、実は日々強い紫外線や風雨にさらされ続けています。
特に棟板金の釘浮きは、築年数が経過したスレート屋根ではよく見られる症状です。
「最近点検していない」「台風のあとから少し気になる音がする」など、少しでも不安を感じた際は、早めの点検がおすすめです。
街の屋根やさんでは、屋根の点検やお見積もりのご相談を随時承っております。
気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください!
無料点検やお見積もりも承っておりますので、大切なお住まいを安心して維持していくためのお手伝いができれば幸いです。
街の屋根やさんご紹介
街の屋根やさん相模原店の実績・ブログ
会社情報
屋根工事メニュー・料金について
屋根工事・屋根リフォームに関する知識
Copyright © 2016-2026 街の屋根やさん All Rights Reserved.