2026.06.04
はじめに 「水切り」という言葉を聞いたことはあっても、屋根のどの部分を指すのか、なぜ重要なのかを正確に知っている方は少ないかもしれません。水切りは屋根や外壁を雨水から守るための重要な部材であり、劣化を放置すると雨漏りや建物の腐食につながる恐れがあります。この記事では、屋根の水切り…
マンサード屋根とは、棟側と軒側で勾配が異なり、屋根面が二段構成になっている形状を指します。屋根裏スペースを広く確保できたり、北側斜線制限をクリアしやすいといった利点があります。
一方で、納まりが複雑になるため施工難易度が高く、経験の浅い職人では仕上がりに不具合が出るリスクもあります。また、小屋裏空間の換気が難しくなり、結露が発生しやすい点もデメリットとして挙げられます。
後日、先行して足場を設置したうえで再調査を行い、屋根へ上がって確認しました。すると、マンサード部分の直下にある化粧スレートが複数枚脱落しており、本来は隠れているはずの釘頭が露出している状態でした。また、勾配が切り替わる箇所に取り付けられている水切り板金も、下から吹き上げる強風の影響と見られる変形や浮きが確認されました。このままでは釘部分から雨水が浸入し、雨漏りにつながる恐れがあります。下にはルーフィングがあるため直ちに漏水する可能性は低いものの、放置は危険です。残っているスレートも同様に落下するリスクがある状況でした。
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