2026.06.08
はじめに スレート屋根は日本の住宅で広く普及している屋根材ですが、築年数が経つにつれて表面の劣化やひび割れが目立ち始めます。そんな時に選択肢のひとつとして注目されているのが「カバー工事(重ね葺き)」です。既存の屋根材をそのままにして上から新しい屋根材を重ねるこの工法は、工期の短縮…
実際に現地で屋根へ上がって確認したところ、まず目立ったのは苔の発生でした。
写真では左側が北面、右側が南面にあたります。南側は日照時間が長く乾きやすいため苔は発生しにくい一方、北側は日が当たりにくく湿気が残りやすいため、苔が生えやすい傾向があります。今回の住宅でも、そうした特徴がはっきりと現れていました。
かつてアスベストによる健康被害が大きく報じられたこともあり、屋根材にもその影響が及びました。以前は屋根材にも当たり前のようにアスベストが使用されていましたが、本製品はそのアスベストを使用しない「ノンアスベスト材」として登場したものです。
しかし、強度を高める役割を担っていたアスベストを除いたことで、結果的に耐久性が低下し、割れやすい性質を持つ屋根材となってしまいました。築10年前後から各所にひび割れが多発する事例が報告され、問題視されるようになります。
こちらの屋根でもコロニアルNEOが使用されており、築13年と比較的新しいにもかかわらず、広範囲にわたって細かなひび割れが確認できる状態でした。
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