2026.06.05
「雨漏りはしているのに、どこから水が入っているのか分からない」――そんなお悩みに応えるのが「散水検査」です。目視だけでは原因を特定しにくいケースは多く、誤った箇所を修理してもすぐに再発してしまうことがあります。雨漏りを根本から解決するには、まず正確な原因特定が不可欠です。本記事で…

今回ご依頼いただいたのは、八王子市散田町にある築40年の鉄骨ALC造3階建ての建物です。
お客様は長い間、2階・3階の両方で続く雨漏りに悩まされていました。
実は1年前に屋上防水工事を行っていたものの、状況は改善せず、不安な日々が続いていたとのことです。
室内の被害も深刻でした。
3階ではサッシ周辺の壁や床に雨染みが広がり、床材が浮き上がるほど劣化し、2階でも窓枠から水が入り込み、天井や下地にまで影響が及んでいました。
現地調査の結果、屋上ではなく外壁に原因が潜んでいる可能性が高いと判断し、まずは確実な原因特定を行うために「散水試験」を含めた包括的な修理プランをご提案し、工事をお任せいただくことになりました。





雨漏り修理で重要なのは、浸水箇所を正確に見極めることです。
そこで行ったのが「散水試験」です。
これは実際に水をかけて雨の状態を再現し、どこから水が侵入するのかを確認する方法です。
原因が特定できたことで、いよいよ修理作業へと進みます。
まずは外壁のひび割れや目地の補修からスタートしました。
劣化したコーキングを撤去し、新しい材料を充填しました。
サッシ周りやALCパネルの継ぎ目など、傷みのある箇所をすべて丁寧に補修していきます。
コーキングが消失している部分も見受けられたため、細部まで見逃さず施工することで建物全体の防水性を高めました。
続いて行うのが高圧洗浄です。
外壁に付着した古い塗膜や汚れ、苔などをしっかりと洗い流します。
この工程を丁寧に行うことで、新しい塗料の密着性が向上し、仕上がりと耐久性に大きな差が生まれます。
見えない部分ですが、非常に重要な作業です。
洗浄後は外壁塗装に入ります。
今回は耐候性に優れた塗料を使用し、3回塗りで仕上げました。
まずは下塗りで下地を整え、塗料の密着を強化させます。
工事完了後には、再度の散水試験を実施しました。
補修箇所に水をかけ続け、室内への浸水がないかを徹底確認します。
工事後、お客様からは「やっと安心して暮らせる」とのお言葉をいただきました。
長年の不安が解消され、私たちも大変うれしく思います。
ALC構造は優れた建材ですが、外壁の防水性能が低下すると雨水を吸収しやすくなり、今回のようなトラブルにつながります。
屋上を直しても改善しない場合は、外壁に原因があるケースも少なくありません。
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