2026.07.24
相模原市中央区上溝にお住まいのお客様から、屋根の表面がだいぶ白っぽく見えてきて、汚れも目立つようになったので一度状態を見てほしいとのご相談をいただきました。実際に現地へ伺うと、屋根全体は大きく崩れている印象ではなかったものの、セメント瓦の表面保護が弱っているサインが各所に見られ、…

相模原市緑区大島在住のお客様より、屋根の点検についてご相談をいただきました。
お住まいは築16年が経過しており、これまで大きな不具合は発生していないものの、屋根全体の汚れや経年による劣化が気になり始めたとのことです。
今後のメンテナンスを検討するため、屋根塗装を視野に入れた現地調査をご希望され、まずは現在の状態を詳しく確認させていただくこととなりました。





今回、お住まいで使用されていたのは化粧スレート屋根でした。
化粧スレートはセメントを主原料とした屋根材で、デザイン性の高さから多くの住宅で採用されています。
ですが、素材そのものに十分な防水性はないため、表面の塗膜によって雨水の浸入を防ぐ仕様です。
そのため、塗膜の劣化が進む前に定期的な塗装メンテナンスを行い、防水性能を維持することが大切です。
築16年が経過した影響もあり、スレート表面の塗膜には劣化が見られました。
屋根全体に赤茶色の変色が発生しており、特に日当たりの少ない北側の屋根面ではその傾向が顕著です。
この変色は、塗膜の防水性能が低下したことで発生した苔によるものです。
一部に塗膜の剥がれは確認できましたが、スレート本体に大きな反りやひび割れは見られませんでした。
屋根材自体の状態は比較的良好で、早めにメンテナンスを行うことで十分に対応できると判断しました。
高圧洗浄で屋根をきれいにした後は、タスペーサーの取り付けを行いました。
これは「縁切り」と呼ばれる工程で、塗装後に屋根材同士が密着してしまうのを防ぐための重要な作業です。
屋根材の隙間には、雨水や結露によって発生した湿気を排出する役割があります。
そこで、タスペーサーを設置することで、適切な隙間を確保でき、内部に入り込んだ水分の排出を促します。
もし縁切りを行わずに塗装すると、水分の逃げ場が失われ、下地や防水紙の劣化を招く恐れがあります。
屋根を長持ちさせるために欠かせない工程の一つです。
屋根塗装は、下塗り・中塗り・上塗りの3工程で仕上げていきます。
まずは下塗りとして、ファインパーフェクトシーラー透明を塗布しました。
下塗りは、劣化したスレートに塗料をしっかりと密着させるための重要な工程です。
この作業を丁寧に行うことで、仕上げ塗料の性能を十分に発揮しやすくなり、塗膜の耐久性向上にもつながります。
美しい仕上がりと長期的な保護性能を確保するために欠かせない作業です。
下塗り材の乾燥を確認した後、中塗り工程を進めました。
今回使用した塗料は、日本ペイントのファインパーフェクトベスト(モスグリーン色)で、落ち着きのある上品な印象に仕上がります。
ファインパーフェクトベストは、ラジカル制御技術を採用した高耐候塗料です。
紫外線による塗膜の劣化を抑える性能に優れており、美しい外観を長期間維持しやすい特徴があります。
また、耐久性にも優れているため、屋根の保護性能を高めたい方に適した塗料です。
中塗り完了後は、最終工程となる上塗りを行いました。
仕上げ塗装は中塗りと上塗りの2回に分けて施工し、塗膜に十分な厚みを確保していきます。
塗装は色を付けるだけであれば1回でも可能ですが、それでは耐久性が不足し、早期の劣化や剥離を招く恐れがあります。
塗料本来の性能を発揮させるためには、適切な希釈率を守り、推奨される下塗り材と組み合わせて施工することが重要です。
各工程を丁寧に重ねることで、耐久性と美観を兼ね備えた仕上がりへとつながります。
これにて屋根塗装工事が完了しました。
塗料を適切な工程で重ね塗りしたことで塗膜に十分な厚みが形成され、屋根全体に美しい艶がよみがえりました。
工事後は、モスグリーンの落ち着いた色合いが建物によく調和し、美しい仕上がりとなっています。
施工前に見られた色あせや苔による変色も解消され、屋根本来の美観と保護性能を取り戻すことができました。
また、仕上がりをご覧になったお客様にもご満足いただくことができました。
今後も定期点検を通じて、屋根の状態を確認しながら長く安心してお住まいいただけるようサポートしていきます。
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