2026.08.21
相模原市緑区原宿南にお住まいのお客様から、屋根の表面が以前より黒ずんで見え、近くで見ると苔のようなものも付いているので一度状態を見てほしいとのご相談をいただき、私たちで現地調査に伺いました。実際に屋根に上がってみると、スレート屋根全体に経年による色あせが進み、面によっては苔の付着…

海老名市社家在住のお客様より、築34年を迎えたセメント瓦屋根についてご相談をいただきました。
表面の汚れが目立つようになり、ひび割れのような筋も増えてきたことで、「このまま使い続けて大丈夫だろうか」とご不安を感じられていたそうです。
そこで弊社が現地へ伺い、屋根全体の状態や下葺き材まで調べたうえで、今後の維持管理もしやすい葺き替え工事をご提案しました。





屋根全体を見渡すと、セメント瓦の表面には色あせや汚れが広がり、築年数相応に劣化が進んでいました。
セメント瓦は塗膜によって防水性を保つ屋根材ですが、年数の経過とともに保護機能が弱まり、雨や紫外線の影響を受けます。
棟まわりを含めて全体の印象がくすみ、屋根材そのものの保護力が低下している状況でした。
表面の傷みだけで済んでいるうちはよくても、放置すると割れや吸水が進み、大きな不具合につながるおそれがあります。
屋根材を近くで見ると、瓦の表面にひび割れのような筋が入り、部分的には明らかなクラックも生じていました。
セメント瓦は経年によって脆くなる性質があり、見た目では小さく見える傷でも、風雨の繰り返しで徐々に広がります。
こうした割れは雨水の浸入口になるだけでなく、踏んだ時の破損リスクも高めてしまいます。
さらに、現在はセメント瓦の生産量が少なく、将来的に同じ形状の差し替え材を確保しにくい点も大きな課題でした。
部分補修を重ねるより、屋根全体を見直す時期に入っていると判断しました。
一部の瓦を取り外して内部を調べたところ、下に敷かれている防水紙にも傷みが出ていました。
屋根は表面の瓦だけで雨を防いでいるわけではなく、その下の防水紙が防水層として大切な役割を担っています。
ここが劣化すると、瓦のすき間から入った水を受け止めきれず、野地板や室内側へ影響が及ぶ可能性があります。
外から見える汚れやクラックだけでなく、見えない部分の防水性能も低下していたため、塗装や簡易補修では根本的な解決になりません。
軽量化による建物への負担軽減も踏まえ、金属屋根への葺き替えをご提案しました。
既存のセメント瓦を撤去したあとは、屋根下地の状態を整えるために構造用合板(野地板)を増し張りして下地を補強しました。
長年屋根を支えてきた下地は、見た目に大きな傷みがなくても少しずつ強度が落ちていることがあります。
そこで新しい屋根材を安心して載せられるよう、全面に合板を施工して面としての強さを高めました。
葺き替え工事では下地づくりが仕上がりの耐久性を左右しますので、この工程はとても重要です。
表面だけを新しくするのではなく、今後長く安心して暮らしていただくための土台を整えました。
下地補強の次は、防水紙を屋根全体に敷設しました。
防水紙は、万が一屋根材の継ぎ目などから雨水が入り込んだ際に、建物内部へ水を回さないための大切な防水層です。
重ね代や納まりを丁寧に調整しながら施工することで、排水の流れを妨げず、雨仕舞の性能を確保できます。
特に谷部や端部は水の影響を受けやすいため、細かな部分まで気を配って作業を進めました。
ここを確実に仕上げておくことで、屋根材の下にある見えない防水性能がしっかり備わります。
防水紙の上からは、軽量で耐久性に優れたスーパーガルテクトを葺き上げました。
採用した色はシェイドブラウンで、落ち着いた印象を保ちながら住まい全体をすっきりと見せてくれます。
スーパーガルテクトは断熱材一体型の金属屋根材で、軽さと機能性のバランスが良く、葺き替え工事でも人気の高い製品です。
セメント瓦から金属屋根へ葺き替えることで、屋根重量を大きく抑えられるため、地震時の建物への負担軽減にもつながります。
施工後、ズレや割れの不安が少ない屋根へ生まれ変わりました。
屋根本体の施工後は、棟板金を取り付けるための下地として貫板を設置しました。
棟は屋根の面と面が合わさる重要な部分で、ここがしっかりしていないと強風時に板金が浮いたり、固定力が弱まったりする原因になります。
貫板には木材を使用し、真っ直ぐなラインを保ちながら適切な位置へ固定していきました。
棟部は外からは仕上げ材に隠れますが、こうした下地の精度が耐久性に大きく関わります。
見えない工程も手を抜かず、長持ちする屋根づくりを意識して施工しました。
最後に棟板金を取り付け、屋根全体をきれいに納めて工事完了です。
棟板金は棟下地を保護しながら、雨水の吹き込みを防ぐ仕上げ材でもあります。
継ぎ目や端部の納まりを整えることで、見た目の美しさだけでなく、防水性や耐風性も高められます。
シェイドブラウンの屋根面と棟板金が一体感よくまとまり、以前のセメント瓦屋根とは印象が大きく変わりました。
重たい瓦屋根から軽量な金属屋根へと切り替えたことで、ズレや割れのリスクを抑えた安心感のある屋根に仕上がっています。
今回の海老名市社家で行った屋根工事では、汚れやクラックが進んだセメント瓦を撤去し、野地板の増し張り、防水紙の施工、スーパーガルテクトによる葺き替え、さらに貫板と棟板金の設置まで進めました。
築年数を重ねたセメント瓦は、見た目以上に内部の防水層が傷んでいることも多く、早めの見極めが大切です。
街の屋根やさんでは、屋根材の状態だけでなく下地や防水層までしっかり調べ、お住まいに合った工事内容を分かりやすくご案内しています。
無料調査も承っておりますので、屋根の色あせや割れ、雨漏りへの不安がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。
地域密着の施工店として、これからも安心できる住まいづくりをお手伝いします。
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