2026.10.23
相模原市南区にお住まいのお客様から、「屋根の塗り替えを考えているけれど、屋根材の状態が気になる」とご相談をいただき、私たち街の屋根やさんで現地調査に伺いました。お住まいを見上げた第一印象は、全体として塗膜の色は残っているものの、細かな不具合がすでに表面化しており、見た目以上に慎重…

伊勢原市池端在住のお客様より、「強風のあとに屋根材が落ちていることに気づいた」とご相談をいただきました。
築18年のお住まいで、既存屋根にはニチハのパミールが使われており、以前から傷みが気になっていたそうです。
飛散した屋根材による近隣への影響や、今後の雨漏りを心配され、街の屋根やさんへ調査をご依頼くださいました。
お話をうかがう中で、部分補修だけでよいのか、屋根全体を手入れした方がよいのか迷われていたため、現地の状態を見極めたうえで最適な方法をご提案しました。





屋根を上から見渡すと、全体的に色あせが進み、表面の傷みが広範囲に及んでいました。
既存屋根材のパミールは、年数の経過とともに層のように表面がめくれる剥離症状が出やすい建材として知られています。
こうした状態になると見た目の問題だけでは済まず、素材そのものの強度が落ち、風の影響を受けやすくなります。
さらに、このお住まいは急勾配で、屋根上の点検や補修にも安全面の配慮が欠かせませんでした。
塗装で保護するには下地の安定性が不足しており、長持ちさせるためには屋根全体を視野に入れた対策が必要な状況でした。
屋根面の一部では、屋根材が割れて欠け、下地が見えている箇所がありました。
パミールは経年劣化が進むと脆くなり、強風やちょっとした外力でも破損しやすくなります。
こうした欠損を放置すると、そこから雨水が入り込みやすくなり、防水紙の傷みや野地板の劣化へ発展するおそれがあります。
また、落下物が敷地内だけでなく周囲へ飛ぶ危険もあるため、早めの対応が重要です。
部分的な差し替えという選択肢もありましたが、同じような傷みが別の場所でも起こる可能性が高く、全体メンテナンスをご案内する判断につながりました。
地上に落ちていた屋根材を見ても、パミール特有の劣化傾向がはっきり表れていました。
部材の断面や表層には傷みが出ており、年数相応以上に耐久性が低下していることがうかがえます。
パミールは塗装メンテナンスとの相性がよくないため、表面だけを整えても根本的な改善になりにくいのが難しい点です。
しかも屋根全体で同系統の傷みが進んでいる場合、1か所だけ直しても別の箇所で不具合が起こりやすく、結果的に補修を繰り返すことになりかねません。
お客様にもこうした特性をお伝えし、将来の維持管理まで見据えて、既存屋根を活かしながら新しい屋根材を重ねるカバー工法をご提案しました。
天窓を取り外したあとは、開いていた部分を野地板で塞ぎ、屋根面として一体化させました。
新しい屋根材を美しく、そして長く安心して使える状態にするためには、下地の平滑性と強度がとても大切です。
ここで段差や隙間が残ると、その上に施工する防水紙や屋根材の納まりに無理が生じ、のちの不具合につながることがあります。
既存の構造との取り合いも見ながら寸法を調整し、周囲となじむように固定しました。
開口部をなくしたことで、雨仕舞の面でも有利な形状となり、今後のメンテナンス負担を抑えやすい屋根へ近づいています。
下地を整えたあとは、屋根全体に粘着式の改質アスファルトルーフィングを敷設しました。
ルーフィングは屋根材の下で雨水の侵入を防ぐ重要な防水層であり、見えなくなる部分だからこそ品質が大切です。
粘着式の製品は下地への密着性が高く、釘穴や継ぎ目からのリスク軽減にも役立ちます。
重ね幅や流れ方向を守りながら、端部や役物まわりまで納めていきました。
防水層の上には、断熱材一体型のスーパーガルテクトを施工しました。
スーパーガルテクトは金属屋根の軽さに加え、断熱性や耐久性にも配慮された屋根材です。
既存のパミールを撤去せず、その上から重ねるカバー工法と相性がよく、建物への負担を抑えながら性能向上を目指せます。
1枚ずつ納まりをそろえ、勾配に沿って整然と葺き上げることで、見た目もすっきりした屋根面になりました。
急勾配のため作業には特に注意が必要でしたが、足場環境を整えたうえで施工精度を保っています。
軽量な金属屋根への更新は、耐震面を気にされるお客様にも喜ばれるポイントです。
最後は棟部分の仕上げです。
棟板金を固定する下地には木ではなく樹脂製貫板を採用しました。
従来の木製貫板は、水分の影響で腐食すると固定力が落ちやすくなりますが、樹脂製はその弱点を補いやすく、長期的な安心感につながります。
棟板金も位置や継ぎ目に気を配りながらしっかり取り付け、風の影響を受けやすい頂部の強度を高めました。
屋根の仕上がりは見栄えだけでなく、こうした細部の施工品質で大きく変わります。
飛散しにくく雨水を入り込みにくくする納まりを意識して全体をまとめ、耐久性と防水性を向上させた屋根へ仕上げました。
伊勢原市池端で行ったこちらの工事では、ニチハのパミール屋根に生じていた割れ、落下、全体的な剥離に対し、スーパーガルテクトを用いたカバー工法でしっかり対応しました。
築18年という年数を考えると、部分的に手を入れるだけでは別の場所の傷みが進む可能性が高く、屋根全体を整える判断が将来的な安心につながります。
さらに天窓を撤去して開口部をなくしたことで、雨漏りへの不安軽減にもつながりました。
私たち街の屋根やさんは、傷んだ箇所だけを見るのではなく、屋根全体の状態や今後の維持管理まで見据えてご提案しています。
屋根材の種類によって適した工事は異なるため、まずは専門業者による診断が大切です。
無料調査も行っておりますので、屋根材の落下やひび割れ、天窓まわりの不安がある際は、どうぞお気軽にご相談ください。
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