2026.06.08
はじめに スレート屋根は、多くの住宅で採用されている薄型の屋根材です。軽量で見た目もスタイリッシュな一方、定期的なメンテナンスを怠ると劣化が進み、雨漏りや屋根材のひび割れといった深刻なトラブルにつながることがあります。その中でも特に重要なメンテナンスのひとつが「塗装」です。本記事…

相模原市中央区相生在住のお客様より、屋根塗装メンテナンスのご相談をいただきました。
お住まいの外壁は過去に一度塗装されておりますが、屋根は築13年で、これまで塗装は行われていない状態です。
そこで、現状の劣化状況や塗装工事が可能かどうか、また雨風による影響も含めて確認したいとのご要望でした。





スレート屋根を点検したところ、表面の塗膜はすでに劣化が進んでいました。
塗料の耐用年数は環境条件にもよりますが、一般的に7〜10年程度とされています。
今回の建物は築13年が経過しており、保護性能が低下している状態でした。
また、塗膜の一部では剥離が見られ、化粧スレートの素地が露出している箇所も確認されました。
調査の結果、ところどころ赤茶色の変色が見られ、防水性低下に伴うカビや苔が見受けられます。
特に日当たりの弱い北面では、変色やカビ・苔の発生が顕著でした。
一方、化粧スレート自体は反りや変形もなく、歩行時の沈み込みも見られないため、野地板や垂木といった下地はしっかりしている状態です。
棟板金についても点検したところ、板金本体の劣化は目立たず良好な状態でした。
ですが、数か所で固定釘の浮きが見られ、今後、緩みが進行する恐れがあります。
表面の塗膜は劣化が進行しているため、防水性維持の観点から、塗装工事をご提案しました。
高圧洗浄後にケレン作業と補修を行い、塗装前の下地処理としてヒビの入ったスレートを順に補修しました。
まずは、亀裂部分にはシーリング材を用いて丁寧に塞いでいます。
化粧スレートに割れが見つかると雨漏りを心配されることが多いですが、実際にはすぐに雨漏りへ直結するケースは多くありません。
下地作業が完了したため、塗装工程へ進みました。
屋根塗装は下塗り・中塗り・上塗りの三回塗りで仕上げていきます。
まずは下塗りを行い、スレートと上塗り塗料の密着性を高める工程です。
今回使用した材料はサーモアイシーラーで、ローラーで全体にムラなく塗布しました。
下塗り完了後にタスペーサーを設置しました。
タスペーサーはスレート同士の間に適切な隙間を確保する部材で、雨水が侵入した際に内部へ滞留せず排出される役割があります。
下塗り塗料が十分に乾燥したことを確認したうえで、仕上げ塗料による中塗り工程へと進みました。
下塗り塗料が十分に乾燥したことを確認し、仕上げ用塗料による中塗り作業を行いました。
今回使用した塗料は「日本ペイント サーモアイSi」です。
高い遮熱性能が特長で、夏場の屋根表面温度の上昇抑制が期待できます。
最後に上塗り工程へ進みました。
仕上げ塗装は中塗りと上塗りの2回に分けて施工します。
スレートに着色するだけであれば1回塗りでも可能ですが、塗りムラが出やすく、塗膜の耐久性が不足し早期劣化につながります。
下塗りを含めた3回塗りにより十分な塗膜厚を確保することで、塗料本来の性能を発揮できるため、丁寧に重ね塗りを行いました。
最後に仕上がりを点検し、屋根の塗装工事が無事に完工しました。
重ね塗りにより塗膜に十分な厚みが形成され、美しい光沢のある仕上がりとなっています。
長年お住まいの大切な建物が、ご希望の色合いで美しく生まれ変わり、お客様にも大変ご満足いただけました。
今後も安心してお過ごしいただける仕上がりとなっています。
屋根・外壁の塗装でお悩みがございましたら、まずは弊社へお気軽にご相談ください。
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