2026.08.21
相模原市緑区原宿南にお住まいのお客様から、屋根の表面が以前より黒ずんで見え、近くで見ると苔のようなものも付いているので一度状態を見てほしいとのご相談をいただき、私たちで現地調査に伺いました。実際に屋根に上がってみると、スレート屋根全体に経年による色あせが進み、面によっては苔の付着…

厚木市恩名在住のお客様より、「築40年が経ち、外壁塗装とあわせて屋根も見直したい。隣家との間が約40cmと狭いが足場は設置できるだろうか。今の瓦屋根は重さが心配なので、もっと軽い屋根材に替えたい」とのご相談をいただいたことが、工事のきっかけです。
さっそく現地を確認すると、雨漏りは出ていないものの、今後の地震時の負担軽減を考えるには良いタイミングでした。
そこで、弊社ではドローンで丁寧に調査したうえで、瓦屋根からエコグラーニへの葺き替え工事をご提案しました!





はしごを安全に掛けにくい建物形状でしたので、今回は事前に必要な手続きを行ったうえでドローン調査を実施しました。
上空から全体を確認すると、青い瓦屋根は見た目に大きな崩れや落下、著しい欠けはなく、表面上の状態は比較的良好です。
ただし、築40年という年数を考えると、見た目だけで安心はできません。
瓦屋根は一枚一枚が重く、屋根全体では建物にかかる荷重が大きくなります。
近年は地震への備えを重視される方が増えており、今回も重量のある瓦屋根を軽量屋根へ変更する意義が非常に大きい現場でした。
棟が交差する部分を確認すると、屋根の取り合いが多く、納まりが複雑な形状であることが分かりました。
こうした部分は普段の生活では見えにくいのですが、雨水の流れが集中しやすく、施工精度がとても大切です。
今回の調査時点では瓦のズレや棟の崩れは確認されませんでしたが、年数が経過した屋根では、表面材よりも先に内部の防水層が弱っているケースが少なくありません。
特に棟まわりは将来的な雨漏りリスクに直結しやすいため、下地と防水紙まで含めて刷新する葺き替えが適した状況でした。
別角度から見ると、屋根の一部が腰折れになったマンサード形状でした。
屋根面の角度が途中で変わるため、通常の切妻屋根よりも雨仕舞や部材の納まりに気を配る必要があります。
また、約50㎡の屋根に瓦が葺かれているため、建物全体への負担も小さくありません。
現時点で雨漏りは起きていませんでしたが、今後も長く安心して暮らしていただくには、軽量で耐久性の高い屋根材への変更が効果的です。
狭小地での足場計画も含めて検討し、形状に合った施工ができると判断したため、葺き替え工事へ進めることになりました。
工事開始後は、まず棟瓦から順に既存の瓦を丁寧に撤去していきました。
瓦は再使用せずすべて取り外し、あわせて瓦を引っ掛けていた瓦桟も取り外しています。
撤去後に下地を確認したところ、幸いにも大きな腐朽は見られませんでしたが、防水紙は経年劣化が進行していました。
瓦屋根は表面材そのものの耐久性が高いため一見問題なく見えることも多いのですが、内部の防水層が弱ると雨水を受け止める力が落ちてしまいます。
だからこそ、葺き替え工事では表面だけでなく下地の健全性確認がとても重要です。
既存下地の確認後は、屋根全面に新しい野地板を張っていきます。
今回のような葺き替え工事では、新しい屋根材をしっかり固定できる平滑で丈夫な下地づくりが欠かせません。
野地板は垂木の位置を見極めながら確実に留め付け、屋根全体の剛性を高めるよう施工しました。
表からは見えなくなる工程ですが、屋根の耐久性を左右する土台部分です。
マンサード形状で角度の変化がある屋根だからこそ、面ごとの納まりを意識しながら下地の段差や不陸が出ないよう丁寧に調整しています。
野地板の上には新しいルーフィングを敷設しました。
ルーフィングは屋根材の下で建物を守る防水層であり、万が一屋根材の隙間から水が入り込んでも室内側へ到達させない重要な役割を担います。
今回の現場では既存防水紙の劣化が確認されていたため、この工程は特に重要でした。
重ね代や流れ方向を守りながら施工し、雨水がスムーズに排水される状態を整えています。
見えない部分までしっかりやり替えることで、雨漏り予防と屋根寿命の延長の両方が期待できます。
安心して長くお住まいいただくための基礎づくりです!
新しい屋根材にはエコグラーニを採用しました。
エコグラーニはジンカリウム鋼板に自然石粒を吹き付けた屋根材で、見た目に重厚感がありながら非常に軽量です。
瓦屋根と比べて大幅に軽量化でき、建物への負担軽減につながります。
施工では軒先から順に葺き上げ、重なり部も含めて専用ビスでしっかり固定しました。
一般的な金属屋根とは異なる納まりで、風に強く、雨音も響きにくいのが大きな魅力です。
表面の石粒によって落ち着いた質感に仕上がるため、和風のお住まいにも自然になじむ屋根になりました。
屋根材を葺き終えたあとは、棟部分に樹脂製の貫板「タフモック」を設置し、その上から棟板金を取り付けました。
従来の木製貫板は水分の影響で腐りやすい場合がありますが、タフモックは樹脂製のため腐朽しにくく、棟板金を支える下地として長持ちしやすいのが特長です。
さらに屋根材との取り合いにはシーラーを用いて隙間を抑え、雨水が吹き込みにくいよう配慮しました。
今回のように棟が入り組んだ屋根では、現場で角度を見ながら板金を加工し、雨水の流れを妨げない雨仕舞となるような施工が重要です。
細かな納まりまで丁寧に仕上げ、安心できる屋根になりました。
今回は厚木市恩名で、築40年の瓦屋根をエコグラーニへ葺き替える工事を行いました。
調査時点では瓦自体に大きなズレや破損は見られませんでしたが、内部では防水紙の劣化が進んでおり、このまま年数が経てば雨漏りにつながる可能性がありました。
そこで既存瓦を撤去し、野地板の増し張り、ルーフィングの新設、エコグラーニの施工、さらにタフモックと棟板金による棟の仕上げまでしっかり実施しています。
軽量化によって建物への負担を抑えながら、見た目・耐久性・防水性をまとめて向上できた工事となりました。
街の屋根やさんでは、狭小地や複雑な屋根形状でも状況に合わせて調査・ご提案を行っております。
ドローンを使った無料調査にも対応しておりますので、瓦屋根の重さや屋根の傷みが気になる方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!
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