2026.04.22
現地調査 台風の影響で瓦棟が崩れてしまったという住宅にお伺いしました。屋根に上がって瓦の状態を確認すると、棟部分の冠瓦が数カ所で外れており、内部の芯木や漆喰、葺き土が露出している状態でした。冠瓦はビス留め仕様でしたが、下地の芯木が雨水の影響で劣化し、ひび割れが進行しています。この…

神奈川県中郡大磯町生沢にお住まいのお客様より、「台風の後に屋根の瓦が崩れてしまった」とのご相談をいただきました。
海に近く風の影響を受けやすい立地に加え、築32年を迎えた瓦屋根には長年の風雨による劣化が蓄積していました。
そこへ強い台風による暴風が加わり、隅棟の瓦が崩落してしまったため、早急な対応が必要な状況となっていました。
現地調査の結果、既存瓦を活用しながら棟部分を土台から再構築する「棟瓦取り直し工事」を実施しました。
南蛮漆喰による新たな土台の形成に加え、銅線やコーキングを併用した補強も行い、以前よりも強風に耐えられる屋根へと復旧することができました。





今回ご相談いただいたお住まいは、海に近い大磯町生沢に位置しています。
この地域は日頃から風が強く吹くことが多く、屋根は常に自然環境の影響を受け続けています。
築32年を迎えた瓦屋根も例外ではなく、長い年月をかけて風雨による負担が少しずつ蓄積していました。
最初に行ったのは、崩れてしまった棟部分の解体作業です。
棟瓦を一枚ずつ慎重に取り外し、内部に使用されていた古い葺き土も撤去していきます。
長年使用された葺き土は乾燥して細かく砕けやすくなっているため、そのまま作業すると土埃が周囲へ飛散してしまう恐れがあります。
そこで解体と同時に撤去した土を回収し、速やかに袋詰めを行いながら作業を進めました。
周辺環境への配慮を徹底し、安全かつ丁寧に既存棟を解体しました。
古い材料をすべて取り除いた後は、新たな棟の基礎づくりを行います。
従来の工法では葺き土を使用するケースが多くありましたが、今回は耐久性向上を目的として強力南蛮漆喰を採用しました。
南蛮漆喰は雨水によって流出しにくく、長期間にわたって安定した状態を維持できるため、棟の耐久性向上に大きく貢献します。
続いて、平らな形状の熨斗瓦を積み重ねて棟を形成していきます。
棟は見た目を整えるだけではなく、雨水を適切に排水する重要な役割を担っています。
そのため、一段ごとに角度や納まりを確認しながら慎重に施工しました。
お客様からは、「以前よりも風に強い屋根にしてほしい」というご要望をいただいていました。
そこで今回は通常の取り直し工事に加え、耐風性能を高めるための補強も実施しました。
まず、瓦同士の接合部にコーキング剤を使用し、ズレや飛散を防止します。
さらに、最上部に設置する冠瓦と熨斗瓦を銅線でしっかり結束しました。
コーキングによる固定と銅線による結束を組み合わせることで、強風時でも瓦が動きにくい構造となり、台風への備えを強化しています。
瓦そのものは非常に長寿命な屋根材ですが、棟を支える土台や漆喰は経年によって劣化していきます。
特に台風や地震の後は、一見問題がないように見えても内部でズレや傷みが発生している場合があります。
大切なお住まいを長く守るためにも、定期的な点検を行い、早めに不具合を発見することが大切です。
街の屋根やさんでは、屋根の無料点検やお見積りのご相談を承っております。
屋根の状態が気になる方や、台風後の点検をご希望の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
住まいの安心を守るためのお手伝いをさせていただきます!
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