2026.06.08
はじめに スレート屋根は日本の住宅で広く普及している屋根材ですが、築年数が経つにつれて表面の劣化やひび割れが目立ち始めます。そんな時に選択肢のひとつとして注目されているのが「カバー工事(重ね葺き)」です。既存の屋根材をそのままにして上から新しい屋根材を重ねるこの工法は、工期の短縮…

今回、弊社のホームページ(施工事例)を拝見してくださったお客様から工事のご依頼をいただきました。
お話を伺うと、お住まいは築36年が経過し、天井に雨染みが見られている状態とのことです。
天井の雨染みは雨漏り発生を示すサインで、放置すると劣化が進行するため、早い段階での点検が被害拡大を防止します。
この工事では、原因となる雨水の侵入経路を特定し、適切に対処することで建物の保護につなげています





まず小屋裏(屋根裏)を調査したところ、屋根経由で雨水が入り込んだ形跡が確認されました。
また、侵入した雨水が断熱材へ流れ落ちた痕跡も見受けられています。
このような状況は放置すると劣化が進行しやすく、早期の原因特定が重要です。
次に屋根の状態を確認しました。
屋根は、全体を遠くから視認しただけでも、屋根材の劣化が進んでいることが分かります。
さらに、経年による傷みが広がっている可能性があり、細部の状態確認が重要です。
屋根は、気付かないうちに不具合が進行している場合もあるので、注意が必要です。
外壁を確認したところ、ひび割れなどの不具合は見られませんでしたが、表面には汚れの付着が確認できました。
汚れの発生は塗膜の劣化が進んでいるサインの一つです。
そこで、今回は屋根工事と併せて外壁塗装工事のご依頼も頂きました。
外壁は見た目に大きな異常がなくても劣化が進行するため、定期的な確認と塗り替え時期の見極めが重要です。
防水紙の施工が完了した後、新しい屋根材を順に葺いていきます。
今回採用しているのは「横暖ルーフきわみ」です。
これは、軽量で耐久性に優れた金属屋根材で、断熱性や防水性にも配慮された仕様となっており、長期的な安心につながります。
屋根材の施工が完了した後、仕上げとして貫板(下地)と棟板金の設置を行いました。
まず先に新しい貫板を取り付け、その上から棟板金を被せてビスでしっかり固定しています。
さらに棟板金の継ぎ目部分にはコーキング処理を施し、防水性を高めていきました。
これにより雨水の侵入を防ぎ、屋根工事は無事完了となります。
まず高圧洗浄を行い、表面の汚れや付着物をしっかりと除去しました。
その後に下塗りを実施し、下地の状態を整えると共に、この後に塗布する仕上げ塗料との密着性を高めています。
これは、塗膜の耐久性を確保するために重要な工程で、丁寧な作業が塗装後の仕上がりを左右します。
最後に、仕上げ工程として中塗りと上塗りの重ね塗りを行いました。
塗膜を丁寧に積み重ねることで厚みが生まれ、耐久性の向上につながります。
しっかりとした塗膜形成により、外部環境からの影響を受けにくくなり、塗装の持ちを良くする効果があります。
仕上がり全体を確認して、細かな部分のタッチアップ作業を行い、工事は無事に完了となりました。
外観はツートンカラーでまとめられており、落ち着いた雰囲気の中にも上品さが感じられる仕上がりです。
最終的に、お客様にも工事後のお住まいをご確認いただき、その後お引き渡しとなりました。
今回、施工後も安心してお住まいいただけるよう、仕上がりの確認は丁寧に行っています。
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