2026.06.08
はじめに スレート屋根は、多くの住宅で採用されている薄型の屋根材です。軽量で見た目もスタイリッシュな一方、定期的なメンテナンスを怠ると劣化が進み、雨漏りや屋根材のひび割れといった深刻なトラブルにつながることがあります。その中でも特に重要なメンテナンスのひとつが「塗装」です。本記事…

今回、お住まいが築10年を迎え、外壁塗装のご依頼をいただきました。
一般的には、初期費用を抑えた結果、将来的に維持費が増える傾向が見受けられます。
ですが、本件では初期費用と維持費の双方を踏まえたうえでご検討された結果、長期的な負担を軽減できる塗装方法を採用して、施工する運びとなりました。





現地へ伺うと、外壁には意匠の異なる2種の窯業系サイディングが採用されていました。
お住まいは、築10年の節目を迎え、色の変更も含めた外装メンテナンスをご検討とのことです。
そこで、まずは現状を把握するため、外壁の状態を点検していきます。
調査では、まず始めに外壁の状態を点検していきます。
指で表面を軽くなぞり、白い粉の付着有無を見ていますが、ほとんど確認されませんでした。
一般的に劣化が進むと粉が付く傾向がありますが、築10年でこの状況であれば、外壁のコンディションは良好と判断できます。
続いて、コーキングの状態を点検しました。
大きな破断はほとんど見受けられませんでしたが、サイディングとの間に隙間が生じている箇所が多いです。
この状態を放置すると、雨水の浸入につながる恐れがあります。
高圧洗浄した後、下塗りを行っていきます。
今回、板金部には1液ハイポンファインデクロ、化粧スレート部にはベスコロフィラーを使用しました。
屋根・外壁ともに共通ですが、下塗りが不十分だと仕上げ材の性能が発揮されず、早期の剥離につながります。
そのため、下塗りは丁寧に施工する事が重要です。
下塗り後、中塗りの工程に進んでいきます。
使用するのは「スーパーセランマイルドIR(IR-13)」で、遮熱性と高い耐候性を備えた塗料です。
施工にあたっては、化粧スレートの補修箇所にも塗膜が均一に形成されているかを確認しながら、丁寧に塗り進めていきました。
写真は、上塗りが十分に乾燥した状態です。
今回採用した塗料材「スーパーセランマイルドIR(IR-13)」で、落ち着いた濃い茶色に仕上がっています。
破風の白とも調和し、主張しすぎないバランスの取れた外観(スレート屋根)となりました。
外壁塗装へ入る前に、コーキング(シーリング)打ち替えです。
まずは、既存のシーリング材を撤去した後、密着性を高めるためプライマーを塗布しました。
次に、乾燥を確認してから、新たに変成シリコーン系のシーリング材を充填しています。
少し多めに打設したうえで、ヘラを用いて表面を整え、均一に仕上げました。
外壁の下塗り作業に入っていきます。
屋根塗装と同様に、塗料をしっかりと押し込むよう意識しながら施工を進めていきました。
下塗り作業は、仕上げ塗装の付着性を高めるうえで欠かせない工程のため、丁寧に行うことが重要です。
仕上げ塗装として、中塗りと上塗りの二層塗りを実施していきます。
まず中塗りでは、スーパセランマイルドのG09-20Bを使用し、黒に近い落ち着いた茶系の色味で塗装を進めました。
続いて、上塗りを行い塗膜を整えていく作業になります。
今回、使用した塗料は、無機と有機の特性を併せ持ち、フッ素塗料を上回る耐候性を備えています。
屋根および外壁の塗装工事が滞りなく完了いたしました。
築10年時点で外壁の劣化も少なく、耐候性に優れた塗料で施工していますので、今後も安心してお過ごしいただけます。
お客様から「当初から決めていた」とのお言葉も頂戴し、私達も大変光栄に思います。
今後は、定期点検でお会いできるのを楽しみにしております。
この度は、ご依頼いただき誠にありがとうございました。
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